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広島の菓子とAR技術がコラボ スマホかざすと「東海道中膝栗毛」の続編動画

「宮島膝栗毛」の箱にスマートフォンをかざすと「東海道中膝栗毛」のオリジナル動画を楽しめる

「宮島膝栗毛」の箱にスマートフォンをかざすと「東海道中膝栗毛」のオリジナル動画を楽しめる

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 広島のまんじゅう「宮島膝栗毛」の箱にスマートフォンをかざすと「東海道中膝栗毛」のオリジナル動画を楽しめるAR技術(拡張現実)を活用したサービスが始まっている。

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 県立広島大学、広電宮島ガーデン、やまだ屋、アドバンスドバーチャルテクノロジーズの4社がコラボした同サービス。商品化のきっかけは2016年、広電宮島ガーデンが設立50周年記念事業として書籍「宮島参詣膝栗毛」を県立広島大学宮島学センターの協力を得て出版したことがはじまり。

 関連商品として同年11月、「膝栗毛」の「栗」にちなんだまんじゅう「銘菓 宮島膝栗毛」をやまだ屋と共同開発した。同商品は今年1月にARシステムを入試や学校案内に取り入れている県立広島大学の事務局長からの提案を受け、菓子にAR技術を組み合わせて3月下旬から販売を始めている。

 オリジナル動画では、「宮島膝栗毛」開発のきっかけとなった江戸時代の作家・十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の続編「続膝栗毛 宮島参詣」や宮島の景観などを県立広島大学宮島学センター大知助教授の解説付きで1分ほど閲覧できる。動画は外箱の裏面にあるQRコードから専用アプリをダウンロードし、箱のロゴマークにスマートフォンをかざすと動画が流れる仕組み。

 年間の売り上げ目標は1万2000箱。年配客を中心に販売を想定していたが、ARアプリを活用したことで若年層への認知にも力を入れたいという。

 販売価格は1,200円。宮島口の「もみじ本陣」、宮島SAエリア(下り線)、下松SAエリア(下り線)と広電宮島ガーデンオンラインショップで販売する。

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