広島県呉市が2月1日、新キャラクター「呉氏」(くれし)を発表した。
市が進めるシティプロモーション企画の一環。呉という地名を顔と名前に使い、瀬戸内海をイメージさせるターコイズブルーの四角いフォルムが特徴的なキャラクターは、呉のアピールを目的に呉市が初めて作った。「呉」という文字を使った市町は全国で唯一とあって背中にも「クレ」とカタカナで記し、「しつこいくらい」呉をアピールする。
キレのあるダンスが特徴で呉を前面に押し出したテーマソング「呉(くれ)ー市(し)ー GONNA(ごな) 呉(くれ)ー市(し)ー」に合わせて踊る。テーマソングは1995年にリリースし、158万枚セールスの実績を持つ音楽グループ「TRF」の楽曲「CRAZY GONNA CRAZY」が原曲。振り付けは音楽グループ「AAA(トリプル・エー)」の振り付けを行うshojiさんが担当した。
プロモーション映像も作り、大和ミュージアムや海上自衛隊呉史料館(通称「てつのくじら館」)、中四国三大夜景の一つである「灰ヶ峰」、瀬戸内海に面した御手洗など、呉市のさまざま観光地を紹介する。
呉市はアニメ映画「この世界の片隅に」の舞台としても注目を集め、映画に登場する市街地などを訪れるファンも多いことから、新キャラクターを通じて今後、全国に呉の情報を発信していく方針という。