イオンモール広島府中(安芸郡)に11月18日にオープンする増床棟内部が15日、報道陣に公開された。
増床棟はイオンモール広島府中が今春より実施するリニューアルプロジェクトの集大成となるもの。これまで駐車場として利用していた南側敷地で昨年1月から工事を始め、1年10カ月かけて建設した。増床面積は1万1495坪、賃貸面積は5142坪。店舗3層と屋上駐車場から成り、82店舗が出店する。
新たな正面出入り口は増床棟1階「南棟中央入口」となり、近くにはデンマーク発ライフスタイル雑貨ストア「Flying Tiger Copenhagen(フライングタイガーコペンハーゲン)」が中四国エリア初出店する。
同エリアにおけるフラッグシップ店として構え、国内26店舗目。年間7500~8000アイテムを扱い、店内には常時300アイテムをそろえる。販売価格は200~400円台が中心。商品の約6割を社内デザイナーが手掛け、色使いとデザイン性を備えた独自アイテムを展開する。
このほか、増床棟1階フロアにはBMW・MINI・ハーレーダビットソンの正規ディーラー「バルコム」(安佐南区)が体験型の展示スペース「Balcom(バルコム)」を出店し、車両やグッズなどを扱う。
2階フロアには、「来店客から要望があった」というファストファッション店「FOREVER21(フォーエバー21)」「センスオブプレイスbyアーバンリサ―チ」が相次いで出店。家電量販店「コジマ×ビックカメラ」も新たに導入し、女性客をターゲットに調理家電や美容家電、携帯電話コーナーに力を入れる。
3階フロアにはベビーやキッズ向けの大型専門店「キッズパブリック」を新設。登録販売者などの専門販売員が常駐するケアコーナーも用意し、母親や乳幼児に適した薬やサプリメントの相談に応じる。イオン社内で資格を取得した専門販売員も配置し、出産準備や子育てのアドバイスや専門医と連携した情報発信を行う。
営業時間は10時~22時。