広島パルコ新館(広島市中区新天地)7階イベントスペースで5月13日から、「奇譚(きたん)クラブ10周年展」が開催されている。
数種類のポーズを取るOL風の女性「フチ子」がモチーフのフィギュア「コップのフチ子」シリーズなどを手掛けるカプセルトイメーカー「奇譚(きたん)クラブ」の設立10年を記念した企画展は昨年12月、渋谷パルコで初開催。渋谷では1万人を超える動員を記録し、名古屋、札幌と全国を巡回している。
会場にはこれまで発売したカプセルトイ約2800点を発売順に並べて展示。同社では毎月、6アイテムを新たに発売することから展示数は回を追うごとに増えている。新商品の企画開発はジャンルごとに担当を決め、アイデアを出し合いながら自社で進めるという。1回の生産数は約20万個。主力や定番商品を除き、毎月ラインアップを入れ替えている。広報のしきせいたさんは、「50万個売れればヒット商品」と話す。
このほか、立体図鑑を作ろうと取り組んだ生物フィギュアで仕上げたジオラマ展示や約800体のフチ子と関連商品で作った「フチ子の部屋」、10周年を記念した限定「フチ子」等身大フォトスポットコーナーを用意。展示するカプセルトイの中には会場で購入できる商品もあり、カプセルトイマシン約180台をそろえる。
9階連絡通路でもグッズ販売するほか、インフォメーションスタッフがフチ子の衣装を着用して接客するコラボレーションも展開。イベントスペースを含む3カ所にはオリジナルスタンプを設置し、自由に押印できる。
開催時間は10時~20時30分(最終日は18時まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は、一般500円、学生400円ほか。今月31日まで。