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広島三越、地下食品フロアが改装 穴子飯「うえの」や「アル・ケッチァーノ」も登場

改装後の地下食品フロアイメージ図

改装後の地下食品フロアイメージ図

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 広島三越(広島市中区胡町)は今春、地下食品フロアを全面リモデルしてリニューアルオープンする。

「洋の食卓」コーナーの完成イメージ図

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 食品フロアの全面リモデルは高質食材マーケット「アバンセ」を導入した1997年3月以降初めて。1月下旬から売り場の一部を閉鎖し順次、工事を進めている。

 フロアには「アバンセ」「和の食卓」「洋の食卓」と3つのエリアを設ける。「和の食卓」「洋の食卓」ではイートインを充実させ、各店にスペースを用意。来店客の関心がファッションから食やライフスタイルに移り変わっているとして、食を楽しめる空間に仕上げる。

 アバンセは従来のアイテムに加え、「モリタ屋」(京都市中京区)の肉総菜コーナーや海鮮すしとマグロ専門コーナーを展開する。乾物や製菓材料専門店「富澤商店」(東京都千代田区)は新規出店し、食品と調味料のセット提案を行う。

 「和の食卓」は専門店の商品力を生かそうとリカーショップ「石川酒店」(西区古江西町)、だし専門店「茅乃舎」(福岡県粕屋郡)を新規導入。これまで、テークアウト販売してきた宮島口の穴子飯店「うえの」(廿日市市)の穴子飯と日本料理店「たこつぼ」(堀川町)のうなぎは、出来たてをイートインで提供。有名店が3カ月ごとに入れ替わる「和のイートイン」には、グランドオープンから日本料理店「日本橋ゆかり」(東京都中央区)が登場する。

 「洋の食卓」では、「パンとワインのある生活」をコンセプトにデリやチーズなど関連性の高いアイテムを集めて回遊性を高める。サラダを中心にした総菜店「グリーングルメ」(神戸市東灘区)、ドライフルーツとナッツ専門店「ファーイストバザール」(埼玉県飯能市)、オリーブオイル専門店「オリオルッカ」(加古町)などが新規出店。昨年11月、宮島口にオープンした奥田政行シェフのイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」(廿日市市)もイートインで登場する。

 このほか、1階フロアには「ジャン=ポール・エヴァン」が出店。フルーツショップ「タマル」(南区猿猴橋)は地階食品フロアから1階に移動し、カフェを併設する。

 同店は食品の売り上げ構成が高く、店舗を支える大きな柱に成長していることから、取り扱うアイテムの種類や「品質」を上げてさらに強化するという。「厳選」「専門」「新鮮」にこだわったラインアップで既存顧客の満足度を高めるとともに新たな顧客の獲得を目指す。

 コーナーごとに順次オープンしていき、3月11日=アバンセ、4月2日=和の食卓。グランドオープンは4月29日、洋の食卓に合わせる。

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