広島・幟町に交流スペース「まち図書カフェ」(広島市中区幟町、TEL 082-846-5593)がオープンして1カ月が経過した。
電車通り沿いでJR広島駅と八丁堀の中間地点に同スペースを立ち上げたのは、シェアスマイルプロダクツ代表の山田賢作さん(36)。「大人が遊べる場所が少ない。平日も遊べる場所を作りたい」と昨年7月に会社を退職。ビジネスパーソンが利用しやすい、オフィス街付近で場所を優先して物件を探したという。
当初は趣味で通っていたフィットネスクラブで共通の趣味をきっかけに役職・年齢を超えて会話ができる関係性に魅力を感じ、フィットネスと読書を組み合わせたサービスを考案していたが設備投資などを考慮し、まずは読書をベースにしたカフェのような空間を開いた。
広さは約23坪。ビジネス書を中心にカルチャー、ライフスタイル雑誌など約1000冊をそろえるライブラリスペースそばには、左右を間仕切りで分けたブース席や複数人で利用できる広いテーブルのオープン席、ゆったりとした座り心地のソファ席をそろえる。大型のホワイトボードを備えた会議室は10人~12人で利用できる。
利用客には女性が多く、年齢層は高校生から60代まで幅広い。自習や資格取得のために勉強する利用者もいれば、雑誌や書籍を閲覧する利用者もある。飲み物はフリードリンクで提供しており、弁当など飲食の持ち込みも可能。「会話を楽しむ方も勉強される方も時間の楽しみ方はさまざま」と山田さん。利用時間は30分から受け付け、昼食や移動の空き時間などニーズに応じた使い方を提案する。
営業時間は7時30分~21時。日曜・月曜隔週定休。