広島大学病院(広島市南区霞1)で8月22日、日本新薬(京都市)とイラストレーター黒田征太郎による「笑顔のアートプロジェクト」が開催された。
ホスピタルアートに取り組む黒田さんがプロジェクトリーダーを務める同企画は2013年3月にスタート。描いたイラストで観賞する人々を「笑顔にしたい」と各地の病院を半年に1回のペースで回っており、今回で4回目。
当日は午前と午後に分けて開き、小学校に上がる前の児童を中心に30人が参加した。午前は同病院小児科病棟に入院している子どもたち、午後からは病院内にある「たんぽぽ保育園」の園児がB4サイズの画用紙に魚やアシカなど、思い思いの生き物を描いた。
参加した中村琉偉くん(5)は「魚や虫を描いて楽しかった。上手に描けた」と笑顔を見せた。集まったイラスト約100枚は同病院内の診療棟3階のイベントホールに展示する。展示期間は9月末まで。