日本マクドナルドは7月14日、宅配サービス「マックデリバリー」を広島県内の3店舗に初導入した。導入店舗はマクドナルド広島宇品店、安芸府中店、東雲店。
自宅やオフィスにソフトクリームやフロートを除く全商品を届けるサービスは2010年12月に東京都内の店舗でテスト導入を経て運用を開始。店頭と同じように注文を受けてから製造するスタイルを引き継ぎ、提供までのスピードを重視する。「できたて」の商品を届けようと配達エリアは店から10分以内を想定する。
注文はインターネットと電話で受け付け、事前予約も可能。約8割がネット経由で、オーダーは東京に置くコールセンターが集約する。近隣の店舗と配達エリアが重複する場合には、届け先までの距離や店舗の混雑状況に応じて指示を出すという。
配達は店舗で接客に当たるスタッフが担当する。メニューは店頭と連動しており、デリバリー限定セットもそろえる。販売価格は店頭よりも1~2割高く設定。「各店舗の全売り上げの約1割をデリバリーの売り上げ目標にしたい」と同社コーポレートリレーション本部PR部マネジャーアソシエイトの山本美和さん。朝マック時間帯(10時30分まで)=1,000円以上、レギュラー時間帯(10時30分以降)=1,500円以上の注文から対応し、商品代のほかデリバリー料(308円)がかかる。
同サービスは2013年から東京を中心に大阪や愛知などで導入を加速。住宅や事業所など、人口集積率の高いエリアに出店し、現在は164店舗に拡大。2014年には2倍の約320店舗を目指す。
オーダー受付時間は7時~23時。