広島パルコ本館（広島市中区本通）に6月26日、市内3店舗目となるカフェバー「SUZU CAFE（スズカフェ）」（TEL 082-567-5571）がオープンする。

シェイクして作るミルクベースのアルコール

　什器やインテリア、アート要素が加わった空間デザインに力を入れる同カフェはコンプリート・サークル（八丁堀）が出店。JR広島駅北口に構えるアクティブインター・シティや上八丁堀のアーバンビューグランドタワーに構えるほか、東京・渋谷など都内でも展開する。

　9店舗となる今回は地下1階のカフェレストラン「カシュカシュ」跡に出店。店舗面積は約50坪。席数はソファ、テーブル、カウンターの計55席。店内は時間帯によって分煙を行い、10時～15時は禁煙だが、カウンター席は終日喫煙にした。

　出店場所によって雰囲気やレイアウトを変え、同店は紫を基調に統一。バーカウンターを設け、壁面には鏡を用意。DJブースやスクリーン、プロジェクターを用意し、パーティーや貸し切りにも対応する。営業時間は23時まで延長。エレベーターと店舗横の階段を動かす。広島パルコはカフェ導入により、ファッションやライフスタイルにこだわりを持つ「オトナ客層」へのアプローチを図るという。

　メニューはワンプレート中心で提供するランチ、フレンチトーストとプレーンワッフルを始めとするスイーツ、アラカルトを中心にそろえたディナーなど、時間帯によって構成が異なる。4種類のハーブを使った「特製ハーブ＆オイルのロティサリーチキン」（1尾2,678円）は「ディナータイムの一押し」と広島エリアマネジャーの長谷川達也さん。「インパクトのあるビジュアルだけでなく、部位によって異なる食感を楽しんでほしい」とも。

　このほか、来店客自身がシェイクして作るミルクベースのコーヒー「ラテジャー」（810円）やアルコール（540円～）も用意。「見た目も味も時間経過とともに楽しんでいただける」と経営戦略部の小杉功さん。ブランチとランチタイムには店内で食事をした客を対象にテークアウトでコーヒーをサービスする。客単価は、ブランチ・ランチ・カフェ＝1,000円、ディナー＝3,500円～4,000円を見込む。

　営業時間は、ブランチ＝10時～11時、ランチ＝11時～17時、ディナー＝17時～23時。