広島・紙屋町に3月18日、リバーサイドテラスをイメージした献血ルーム「ピース」(広島市中区紙屋町2)がオープンする。
県内3カ所目となる献血ルームは、ショッピングセンター「サンモール」向かいの複合ビル「アーバンBLD紙屋町」4階フロアに新設。広電「本通」電停そばの献血ルーム「もみじ」(本通)から約100メートルの距離に位置することから、「西日本一近い場所にある献血ルーム」と広島県赤十字血液センター総務課の住岡田さん。献血の待ち時間の解消など、立地を生かした相互連携を予定する。
「何度も来ていただけるようにゆっくりとくつろいで献血できる献血ルーム」をコンセプトにするという同ルーム。広島を代表する献血ルームをつくっていこうと、平和公園に近く、水の都としてのイメージを取り入れた。敷地面積は745平方メートルで、ベッド数は20床を用意する。
現在、県内での献血協力者は年間で約12万6000人。献血ルーム「もみじ」「ばら」(福山市)や県内を巡回する6台の移動採血車により輸血用血液を確保している。「もみじ」では昨年、4万6000人が献血に協力。ピースでも周知に力を入れ、同様の協力を呼び掛ける。