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広島平和記念公園でライブペインティング-広島出身の画家が描く

浴衣でライブペインティングに臨んだこだまさん。冬場は着物に衣装を変えるという

浴衣でライブペインティングに臨んだこだまさん。冬場は着物に衣装を変えるという

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 女優や画家として活動する広島県出身のこだまこずえさんが8月6日、広島平和記念公園(広島市中区中島町)で一枚の作品を描き上げた。

2日間にわたって書き上げた作品

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 こだまさんは前日5日から原爆ドーム対岸でライブペインティングを実施。土の上にシートを敷いて、幅約2.7メートル、高さ約1.8メートルのキャンバスを置いた。「昼と夜の景色を描きたかった」とこだまさん。白、黒、赤、黄、青、5色のアクリル絵の具を使い、原爆ドームや近くで行われている映像投影、ライブなど、実際に行われている様子を描いた。

 作品のタイトルは「時の流れ」。近くにあったベンチには、少女と老婦人が隣り合って座っている様子を描いた。2人の女性は同一人物。68年前、少女だった女性が、かつての自分を慰めているイメージで描いたという。制作時間は2日間で約13時間。

 周囲には、5日のライブペインティングを見かけ、6日にも足を運んだ人の姿もあった。終了時間前には、カウントダウンの掛け声も上がり、出来上がった作品にカメラを向けシャッターを切る人の姿が目立った。

 5日には夕立に遭い画板が倒れるハプニングもあったが、「穏やかに描けた」とこだまさん。7年目を迎えるライブペインティングを、「リアルな時間を共有できるコミュニケーションアート」とも。2日間を振り返って、「人とコミュニケーションを取ったり、人に出会ったりすることが私にとっての平和」と話した。

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