広島平和記念公園(広島市中区中島町)原爆の子の像周辺で8月6日、参加型のアートプロジェクト「Transformation of TARGET」が開催されている。
国内外から集まった人の足跡を視覚化する取り組みは、アーティスト集団「PROJECT NOW!」が企画。「アート・アーチ・ひろしま2013」の一環として、3つの要素から構成する。第1弾は今月4日、相生橋から「空を見上げる」イベントを開き、約600人が集まった。
第2弾は「ヒロシマを歩く」がテーマ。幅約90センチ、長さ約17メートルの布を広げ、水で薄めた植物染料を付けた靴で歩く。スニーカーやサンダル、革靴など、残された足跡には、名前やどこから訪れたかなど、メッセージも書き添える。
布は34枚用意。1枚に平均30人分、合計で約1000人分の足跡を日没まで集めるという。34枚の布は9月、被爆建物として現存する旧日本銀行広島支店の外観に展示する。館内では現在、ウェブ上で募集している空の写真を並べるほか、アートプロジェクトの紹介も予定する。