広島のミニシアター「横川シネマ」近くの路地に6月1日、古書店「本と自由」(広島市西区横川町3、TEL 082-233-9239)がオープンした。
飲食店「カレー&バー外国」にも近い同所に開いたのは、カフェバーを併設した古書店。広島に本社を置く書店で15年間書籍販売に携わってきた青山修三さんが「好きな本とお酒を楽しめる場所を作りたい」と独立して構えた。
店舗面積は約15坪。建物は2階建てだが、現在は1階フロアのみで営業する。通りに面した壁面には採光を取り込むガラス窓や扉を付け、床には足場板を使った。店内にある小上がりを進めば並ぶ本の種類も異なり、入口付近には映画関連の本を並べる。
扱う本は、小説や文学、美術、音楽など幅広い。横川シネマが近いことから、「映画など、サブカルチャーに力を入れたい」と青山さん。もともと好きで古書店を回っていたため、自身の持つ蔵書に加え、友人から譲り受けた本やオープンに合わせて仕入れた本などを合わせると約4000冊~5000冊が店内に並ぶ。
カフェスペースはカウンター席で5人~6人まで利用できる。コーヒー(400円)やジュース(200円)、ビール、ワイン(以上500円)など、ドリンクを中心にキャッシュオンで提供する。「普通の書店で見かけないような本も並べたい」と青山さん。「出会いの瞬間を楽しんでほしい」とも。
営業時間は13時~23時。月曜定休。