各地のクリエーターが自身のふるさとなど、思い入れのある町を冊子や映像で紹介する企画展「my home townマチオモイ帖」中国展が2月25日、広島市内のレンタルオフィス「ソアラビジネスポート」(広島市中区広瀬北町)で始まった。
ふるさとや今暮らす町、学生時代を過ごした町などを、クリエーターが独自の視点で紹介する同イベント。大阪在住のコピーライター村上美香さんがふるさとの因島・重井町への思いをつづった「しげい帖」がきっかけとなり、広まった。今年は全国13カ所で同時開催するほか、サテライト会場も開設しながら地域ごとに開く。
中国地方では、広島をメーン会場に尾道、因島で開催。中国5県から39作品が会場に集まった。タイトルに町の名前を入れた作品の表現方法や使用する素材、材質は自由。「のどかな風景写真が多い」と同展実行委員会の池田奈津子さん。地域性や特色が出やすい点もイベントの魅力だ。個性的な作品が目立つ。
「一人一人が地域を考えるきっかけになれば」と池田さん。「制作を通して、町への思いを共有する場になれば」とも。3月1日には、村上さんを招いてトークショーなどのイベントも予定する。
開催時間は10時~18時。入場無料。3月8日まで。