大学のジャズサークルの仲間9人から成るファンクオーケストラバンド「オーサカ=モノレール」が6月9日、広島の映画館「横川シネマ」(広島市西区横川町3、TEL 082-231-1001)で結成20周年を記念した映画館ライブを開く。
1992年の結成から一貫して、「1968年~1972年のFUNKサウンドを現代によみがえらせること」にこだわり、音楽活動を続けてきた同バンド。2006年から毎年ヨーロッパツアーを行い、今年4月にはイギリスやイタリア、オーストリア、スイスなどの各都市で公演する欧州ツアーを敢行した。国内ツアーは、5月の横浜会場をスタートし、福岡や名古屋などを回っている。
横川シネマでは12年前、同バンドが自主配給した「コフィー」「スーパーフライ」の映画上映に合わせて、ライブを初開催。当時、ライブなどのイベントが少なかった同館で、「準備などが大変だった記憶がある」と支配人の溝口徹さん。6~7年前から上映作品に関連した企画を中心に、さまざまなイベントを開いてきたが、「印象に残っているライブ」とも。
ステージはスクリーンと客席の間に設けた。観客と演者の距離感が近いフラットな会場。幕を開けてからは、1曲目から客席がオールスタンディングで盛り上がるなど、「一体感があったことも覚えている」と振り返る。20年の節目に行うツアー会場に選ばれたのは、「20年の中で、印象に残った会場だったかもしれないから」と話す。
開演は19時。チケットは、前売り=2,500円、当日=3,000円。全席自由。