新鮮なタコやイカ、カイなどの魚介類を韓国・プサンの屋台スタイルで提供する韓国料理店「スカラチョッカラ」(広島市中区堀川町、TEL 082-248-7700)が5月5日、広島・えびす通り近くにオープンした。
韓国料理店「ボクデン銀座店」など全国で9店舗を展開する外食産業のボクデン(岡山県岡山市)が経営する同店。「ボクデン広島店」近くに構えるが、ソウルの料理を中心に提供するボクデンと異なるメニューや内装で新業態店として開いた。
店舗面積は約10坪。出入り口はスライド式のガラス戸を用い、壁には韓国から取り寄せたという新聞を一面にディスプレーする。席数は、カウンター=2席、テーブル=18席の計20席。魚介類を入れた水槽も客席近くに設け、注文後に取り出して調理する。
メニューは、刺し身、プルコギ、チゲを中心に構成。生タコの刺し身「サンナッチ」(780円)やイカの刺し身「オジンオ」(620円)、カクテキ、チャンジャ(以上250円)、イワシと野菜のチゲ「イワシのテンジャン」(420円~)、カニやタコ、イカなどが入った「海鮮チゲ」(980円~)、イカと野菜を焼いた「イカプルコギ」(980円~)など。
「新鮮な魚介類を食べてもらいたい」(店長の今村信幸さん)とコース料理は設けないが、来店時に、「食べたい料理や予算を伝えてもらえればコースを考える」と柔軟に対応する。ドリンクはマッコリ(390円)や韓国焼酎などをそろえる。
利用客には30~40代のビジネスマンが目立つ。注文から料理を提供するまでの時間が短いことから、待ち合わせ前に立ち寄る客も多い。最近では20~40代前後の女性客の利用も増えてきたという。メニューは韓国語で表記するため、「特徴やこだわりを説明していきたい」と今村さん。来店客とのコミュニケーションを重視する。
営業時間は17時30分~翌3時(日曜・祝日は23時まで)