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解体前のビルで期間限定アートプロジェクト-広島パルコ前で始まる

すでに10区画は作業に入っているという複合アートプロジェクト

すでに10区画は作業に入っているという複合アートプロジェクト

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 解体前のビル外壁に描いた巨大なアート作品が目を引く広島パルコ近くの空きビル(広島市中区本通)で明日から3カ月間、複合アートプロジェクトが始まる。

白と黒をメーンに使ったビル外観

 「復興と再生」をテーマにした企画は昨年、広島の若手クリエーターらが核廃絶を目的に制作したアート本「NOW!」を発行した団体「PROJECT NOW!」が主催。分譲マンションの企画販売などを行う、GAパートナーズ(八丁堀)が所有するビルを無償で借り受け、広島のアートシーンを発信する場所として開く。

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 プロジェクトでは、ビル3棟に渡る巨大な外壁アートや2週間ごとに展示内容を変更する「PEACE×ART」、広島のクリエーターが参加する「広島のアート」のコンテンツを用意する。広島のアートでは、「キオクの再生」をテーマに、ビル1棟を40区画に分けてクリエーターへ提供。床や天井をキャンバスに明日から作品の制作にかかる。参加料は1区画1,000円で、現在、45人のクリエーターが参加を予定する。

 「どういった記憶の断片を捕らえていくのか表現してほしい」とプロジェクトの代表を務める安彦恵里香さん。テーマには、取り壊しが決定しているビルだからこそ、「再生」の文字を入れた。外壁のペイントは2月11日から取り掛かり、2月末までに大部分が完成した。ペンキやビル室内の電気など、必要最低限の設備や備品は同社が提供する。

 「PEACE×ART」は、記憶の「記録」「再構築」「交差点」に分けて構成。「記録」では、ツイッターに書きこまれた「原爆・核兵器」に関するツイートを収集してマッピングした「ヒロシマ・アーカイブ」と震災の被害状況を可視化して、災害の実相を伝えるデジタルアーカイブズ「東日本大震災アーカイブ」を公開する。

 クリエーターの作品だけでなく、制作する過程を見ることができる同所。「広島の企業が広島のクリエーターに仕事を依頼する『アートの地産地消費』を目指したい」と安彦さん。クリエーターを知ってもらう場を作り、「アートシーンの活性化につなげたい」と意欲を見せる。

 開催時間は10時~18時。5月末までを予定。

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