米国の現代美術を紹介する展覧会「ポップ・アート1960's→2000's」が7月14日より、広島市現代美術館(広島市南区比治山公園、TEL 082-264-1121)で始まる。
ポップ・アートとは、広告、コミックブック、映画など大衆の身近にあるイメージを作品の中に取り入れた美術のことで、「ポピュラー・アート(大衆の芸術)」が語源。
同展の作品点数は131点。作家は、1960年代のポップスターであるロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、80年代のキース・へリング、ジャン=ミシェル・バスキアなど43人。コミックの1コマや有名人の顔など日常のありふれたものを素材にした作品、双子の妹を題材にしたもの、チョコレートやダイヤモンドを使って制作した作品などユーモアあふれる作品がそろっているという。「誰が見ても楽しめるのでは」と同展担当者。
関連イベントとして、7月14日=広本伸幸さんによる講演会「19億円のマンガの絵?ポップ・アートの経済効果」、22日=「出品作家によるアーティスト・トーク」なども行う。
開催時間は10時〜17時。入場料は、一般=910円、大学生=680円、小中高生=450円。月曜休館。9月2日まで。