7月7日の「七夕の日」を中心に、全国各地で同時に天文や宇宙の講演会を実施するイベント「全国同時七夕講演会」が7日・8日、広島でも開催される。
日本天文学会(東京都三鷹市)が主催する講演会は、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を宇宙に向けてから400年の節目を迎えた2009年の「世界天文年」を記念して企画したイベント。
講演会は、七夕の日に天の川や宇宙をテーマに語り合うことで、天文学の普及活動を広げる目的で開催。講師は、趣旨に賛同した大学の研究者らボランティアが担当する。2009年は全国97カ所で実施。講演者数は119人、参加者は65会場で4600人に上った。
講演の内容は、「七夕伝説」や天文学に関連する話題が中心。会場は、学校の講義や授業、サイエンスカフェなど多様だ。設備が整った会場では、講演の様子をインターネットで配信する。参加者の年齢層は、「小学生から年配の方まで幅広い」と同実行委員会担当者。今年は、東日本大震災で被災した地域への出前授業も予定する。
広島では、広島大学宇宙科学センター(東広島市西条町)が学生を対象に開催。6月の時点で既に定員に達している。