西日本の高速道路で開催されている「ご当地バーガーコンテスト」に合わせ、滋賀から沖縄までのSAやPAで地域の食材や特色を生かした「ご当地バーガー」が登場している。
西日本高速道路サービス・ホールディングス(大阪市北区)が、ハンバーガーを使って食による地域活性化を目指そうと実施する同コンテスト。地域の食材や特色をPRしようと、西日本のSAとPA92店舗が参加する。
2月1日から販売が始まったご当地バーガーは、「舞妓はんバーガー」「めちゃうま赤松角煮バーガー」「ワニバーガー」など83種類。都道府県単位ではなく、各SAやPA周辺の名産品を使ったハンバーガーも目立つ。広島では、地アナゴ、音戸のちりめんじゃこなどを使った14種類のハンバーガーを販売。価格は450円~900円。
山陽自動車道上り線の宮島SAでは、カキとがんすを使った「広島牡蠣とガンスでバーガー」(550円)をレストランで販売。1日15個限定。家族層を中心に利用客が増える土日は「昼前に完売する」と担当者。価格を下げてのテークアウト販売も検討する。
これまで、食パンのバンズに、そば入りの小さなお好み焼きを挟んだご当地バーガーをベーカリーショップで販売してきた小谷SA下り線では、広島・竹原の「峠下牛(たおしたぎゅう)」とキムチを挟んだ「The小谷バーガー」(500円)を販売。キムチは、SA近くに住むキムチ職人が手作りするもので、「地元にこだわって作った」と担当者。販売個数は平日=20~30個、土曜・日曜=70~80個。
イベントやご当地バーガーの告知は、各SA・PAに掲出するポスターで行う。コンテストは2月28日まで。売り上げが上位の店舗は、3月に大阪で開く本戦に出場する。