イオンモール広島府中ソレイユ(安芸郡)内のファッション雑貨店「フラクサス」で現在、広島市立大学の学生とコラボした産学連携アートプロジェクトが開催されている。
アートプロジェクトは、店内とウインドーの一部を使って展開。同大学芸術学部の学生が制作したペンライトで描かれたクリスマスモチーフ「LIGHT GRAFFITI」と、切手を消しゴムでこすった消しかすで作った小人「X’masダスト」の2作品を展示する。
作品のテーマは「クリスマスに起こる不思議な出来事」。クリスマスモチーフのタペストリーは店内の9カ所にディスプレーし、切手よりも小さなサイズの「小人」は、ガラス張りのショーケースに入れて8カ所に展示する。
同店を運営するワールド(神戸市中央区)は、フラクサスやスタイルジャムなどの大型小売業態を使ってアートプロジェクトを実施。「消費者がアートを通して日常が少しでも楽しくなれば」と店舗が立地するエリア内で、大学や専門学校に声を掛け各校と提携している。
予算や納期を決めたプロジェクトは、実際の商業空間における「お客さまとつながるためのアートを使った仕掛け」と同社担当者。課題制作や論文審査など、「学校内部での評価と異なり、ビジネス現場での厳しい意見も受け止めてもらいながら、自らの表現を貫徹してもらっている」とも。
現在は全国11エリアで19校が参加。広島では同大学のみとなる。
営業時間は10時~22時。12月24日まで。