特集

地方発信型アニメーションでサブカル応援
映像クリエーター 長櫓生真さん

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-アニメーション作品を作ろうと思ったきっかけ

もともとは仕事の新規開拓のため、キャラクターを使った作品を作らないかと役員から提案を受けたことがきっかけです。将来的な目標として掲げていた自社発信型のキャラクターコンテンツ制作に向けて、まずは経験を積もうと企画して動き出しました。

アニメーションを選んだのは、これまで培ってきたCG制作技術を活用できるからです。子どもも楽しめるコンテンツにしたかったことも理由の一つです。

-ストーリーについて

題材はSFレースです。CGアニメーションでの制作を前提にしていたため、最も効果的に描けると感じた題材を選びました。世界観を伝えるために10数話で完結する長編を構想していて、1話30分の全12話を予定しています。

-制作のターニングポイント

キャラクターデザインや3D、モデリング、編集からキャストの声を代用している音声合成ソフトによるアフレコまで、制作にかかわるすべてを一人でこなしました。通常はパートごとに担当が分かれますが、予算の関係から一人で行ったため、すべてが同時進行です。

作業が行き詰まることもありますが、映像作品は1本作り上げるまでにテンションを維持することが難しいため、完成させるという意地でやっていました。映像制作の経験があったから、やり通せたのだと思います。

業務の合間に制作を進め、予告編を社内限定で公開したのは2011年11月。約3年の制作期間を経て、2014年10月に第1話を動画投稿サイトで公開しました。現在、第2話を制作中です。

-これからの目標

ものづくりに興味のある方と一緒に作っていきたいですね。地方で独自に制作できる力をつけ、地方発信型のサブカルチャーを成功させることで、地方活性化の力になりたいと考えているので、特に地方の方と一緒に活動できたらうれしいです。

長櫓生真(ながろ・いくま) 1967年岡山県生まれ。千葉大学工学部卒。土木資材メーカーで8年間、土木関係のデザインや提案作業、製品広告を担当。2002年、広島でディークリエイト設立。マンションなどのCGパース制作業務を経て、映像クリエーターへ。

長櫓生真(ながろ・いくま)

1967年岡山県生まれ。千葉大学工学部卒。土木資材メーカーで8年間、土木関係のデザインや提案作業、製品広告を担当。2002年、広島でディークリエイト設立。マンションなどのCGパース制作業務を経て、映像クリエーターへ。

【関連リンク】フォーミューン

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