再開発が進む広島駅新幹線口に来春3月、国内で8番目となる「シェラトンホテル広島」(広島市東区若草町)が開業する。
シェラトンホテルがオープンするのは、2008年4月に再開発プロジェクト「若草地区第一種市街地再開発事業」の概要が明らかになった広島駅新幹線口。同所では、大和システム(本社=大阪市中央区)が設立したSPC(特別目的会社)広島若草都市開発合同会社(事業推進室=若草町)が事業主体となり、再開発を推進している。ホテルの工事は同年8月に着工した。
中四国エリア初進出となる同ホテルは地上21階建て。総客室数は238室で、瀬戸内海や市内を流れる6つの川から「水」を建物コンセプトに施設は、「水と光が織り成すさまざまな世界」をモチーフにデザインする。
ホテル内には、ロビーラウンジやバー、室内プールやフィットネスセンター、ビジネスセンターの機能も兼ね備えたコミュニケーションスペース「リンク@シェラトン」などの施設が入る予定。このほか、総面積700平方メートルのバンケットスペースとオフホワイトの壁面に穏やかな水面でたゆたう「さざ波」をモチーフにした装飾を施したウエディングチャペル、ホールとミーティングルームを備える宴会場を備える。
客室はツインとキングサイズを用意。広さはデラックスルーム(35平方メートル)とクラブルーム(35平方メートル)の2種類で、フロア構成は9階~19階=デラックスフロア、20階・21階=クラブフロア。利用客層は、平日=ビジネスマン、週末=観光客を見込む。
同ホテルでは、開業にあたりフロントサービスや経理など全体で200人の雇用を発表。新卒や中卒も対象としており、11月22日、12月3日に同ホテルで会社説明会と面接会を開く。問い合わせはシェラトンホテル広島開業準備室(TEL 082-262-7111)まで。