広島の情報発信施設「ウエストプラザ」(広島市中区紙屋町2)で6月19日、広島で今秋開催される音楽の祭典「広島ミュージックジャンボリー」のプレイベントが行われた。
広島ミュージックジャンボリーは、アマチュアで音楽活動を行う市民グループが企画した音楽イベント。9月から10月までの1カ月間、リレー形式で県内9カ所を回る。各会場でコンサートを行うのは、アマチュアを中心とする102の個人やグループ。募集は6月20日に打ち切ったが、県内を中心に110グループからの応募があった。
実行委員会の代表を務めるのは、フォークソングバンド「メローイエロー」のマッキーこと前田満樹さん。全国的に広がりを見せている「ジャンボリー」にも足を運び、「新たな広島の魅力を作りたい」と広島での初開催を企画。県内のアマチュアミュージシャンに声をかけ、賛同した広島市内や大竹、宮島、呉、世羅など地元を拠点に活動するミュージシャンが各エリアの実行委員会となり協力する。
イベントはすべてボランティアで運営するため、実行委員会では1口500円のワンコイン「応援サポーター」を募集。現在のサポーターは約500人で、そのうち前田さんの地元、大竹のサポーター会員は300人を占める。
ウエストプラザで実施したプレイベントには約50人が来場。「ザ・フォーク・メローズ」「バンブーデコ」ら5つのグループが「あずさ2号」「初恋」などフォークやポップスを中心にした楽曲を披露。会場でもサポーター会員の募集を呼びかけ、30人が協力した。「サポーターは1,000人を目標にしたい」と意欲をみせる前田さんは、今後もサポーター参加への呼びかけを行う。