初心者や自転車愛好家など一般向けに競技場での走行を開催している広島サイクルスポーツクラブ(広島市南区宇品海岸3)で6月14日、走行会が行われた。
傾斜角度30度のバンク(走路)をピスト(自転車)で走行が可能な走行会。同クラブでは、ピストをレンタルするなど気軽に一般利用が可能な走行会のほか、働きながら競輪選手を目指す社会人や高校生らが参加するアマチュア育成を目的とした走行会も行っている。
プロが指導に当たるアマチュア育成を目的とした走行会は、年に1度受験できる競輪学校への入学を目指して月2~3回、平日を中心に練習を繰り返す。トレーニングは、200メートルから1,000メートルまで距離を変えて走ることを中心にローラーの上をピストで走る有酸素運動などを行う。
競輪選手を目指す参加者の多くは、普段から山や坂道を登るなど基礎体力をつけているメンバーがほとんどだという。「走行会は普段の練習の成果を試す場」と日本自転車競技会中四国支部審判長代理の古川雅隆さん。同クラブでは現在、高校生や社会人ら10人が競輪学校への入学を目指している。