広島・平和大通り沿いに5月10日、テークアウトメーンのおにぎり専門店「仁多屋」(広島市中区大手町2、TEL 082-546-0144)がオープンした。
島根県仁多郡奥出雲の「仁多米」で握ったおにぎりを販売する同店は、これまで広島そごうなど百貨店の食品フロアで展開。広島に1店舗、岡山に2店舗を構えており、4店舗目となる同店はイートインスペースを併設した路面店として初出店した。
「これまでもイートインの要望もあった」と事業展開を行う「MARUSHIN」(竹屋町3)の森岡伸吾社長。約50坪の店内に座席間隔を広めに設けた29席のイートインスペースを用意した。店内の一角には奥出雲を紹介するインフォメーションコーナーも併設。「おろち」のオブジェも展示している。
おにぎりは「銀しゃり」(140円)、「お新香」「わさびのり」(以上170円)、「ツナマヨ」「紀州梅」(以上180円)、「青シソ明太子」(200円)などの定番約30種類と旬の素材を使った月替わり限定商品を用意。このほか「牛めし」(1,200円)、「アナゴめし」(1,500円)の弁当もそろえる。
ランチタイムには、おにぎりとみそ汁、「チップサラダ」「鶏ゴボウ」「和牛コロッケ」いずれかをセットにできるセットメニュー(450円)を新たに用意。テークアウトにも対応する。
利用客は約8割が女性で、客単価は800円前後。「平和記念公園に近いこともあり、外国人観光客も多く訪れる」とも。米やノリ(広島県産)などの食材や器(宮島焼き)など中国地方を中心に地産地消にこだわった店作りを行う同店。今後は、同店を1号店とし広島市内で路面店展開を図るという。
営業時間は10時~20時(ランチタイム=11時30分~13時30分)。