広島ステーションビル(広島市南区)は6月27日、広島駅ビルASSE(アッセ)1階フロアをリニューアルオープンする。
今回のリニューアルコンセプトは「都市生活者への上質な生活提案」。同社・河原畑さんによると、2004年度から20代後半~30代の駅を利用するOLの方をターゲットにテナント入れ替えを進め、現在約30%のテナント移行を行ってきたという。
改装面積は約300平方メートル。1階は、土産物が中心だったが、同フロア南側(駅前広場側)を改装し、化粧品やバック、スイーツ商品の強化を狙う。1階の外観は、ベージュの大理石を取り外しガラス張り仕様に変更、店舗店内が見渡せるようにするという。
新規導入店には、フランスのコスメブランド「ロクシタン」、「なめらかプリン」を看板商品とするスイーツ専門店「パステルデザート」(ともに広島初出店)、アクセサリーを中心とした服飾雑貨をトータル提案するブランド「スリーフォータイム」の3店舗が入る。また、「やまだ屋」、「ステーションフラワー」など4店舗を移転するほか、2階「UCCカフェプラザ」の改装も行う。
河原畑さんは「ファッションビルではなく日常の生活を支援できる商品を取りそろえて、会社帰りに立ち寄ってもらえるのが理想。今後も、広島駅の利用客が何を求めているのかを視点に置き、テナントに反映できれば」と話している。
リニューアル改装費は約1億円。来年3月には、メーンフロアとなる3階のリニューアルを控えている。