広島でオタク系のキャラクターコンテンツやデザインを手がける「広島オタクマップ」は12月11日、宮原水産(呉市)の「ちりめん」とコラボした「宮原家の倉橋ちりめん物語」を発売する。
「ちりめん物語」は、呉市で水産物の加工販売を行う宮原水産が製造するカタクチイワシの小魚を乾燥させた「ちりめん」のパッケージに5人の「萌え系」キャラクターを描いた商品。ちりめんは、広島市内のアンテナショップ「ひろしま夢ぷらざ」(広島市中区本通)などで販売しており、「売れ行きは好調」だが、これまでの購入客層は中高年以上が中心であることから、「若者になじみのある萌え系のパッケージ」を採用。キャラクターのイラストをあしらい、「若い人にも手に取りやすくした」(広島オタクマップ代表の川崎まみさん)。
今後の展開を視野に入れ、5人のキャラクターには、姉弟などプロフィールを設定。「この商品をきっかけに倉橋島に少しでも興味を持ってもらえれば」と、キャラクターが倉橋島で生活しているかのような演出も施したという。ちりめんには、倉橋島の景色を背景にしたスナップ風イラストハガキを同封し、島の観光資源もアピールする。
広島オタクマップは2002年9月、同年閉店したメード喫茶「めいぷりてぃ」マネジャーで同団体の代表を務める川崎さんが立ち上げた、広島のオタク情報を配信する「趣味サイト」。近ごろは、企業と「萌え」をテーマにしたコラボも手がけている。
価格は630円。全5種類のイラストパッケージ入りちりめん100グラムにポストカードが1枚を封入する。ネットで扱うほか、ひろしま夢プラザでは12月11日・18日・25日・29日に販売する。