マツダレンタカー(広島市南区金屋町、TEL 0120-20-5037)は10月30日、信和不動産(西区)と共同開発中の新築分譲マンションで入居者専用のカーシェアリングサービスを提供すると発表した。
サービスを提供するのはJR芸備線沿いに現在開発中のマンション「ヴェルディ戸坂ガーデンフィールズ」(東区)。カーシェアリングは、同マンション106戸の入居者を対象としており、会員登録を行うことで利用が可能となる。マンションへは、短時間の利用を中心にセカンドカーとしての需要を見込み車両2台を平面駐車場のカーシェアリングスペースに設置する。車種は1,000ccクラスのコンパクトカーを中心に、軽自動車や外車、ハイブリット車を用意し、エリアごとに異なる利用者のニーズに応じて設置する車両を決めるという。
同社は、11月1日から東京都品川区の賃貸タワーマンション「タワーコート北品川」(品川区)で初となる賃貸マンションカーシェアリングのサービスを開始。全278戸のマンションに対し、設置台数は既存のステーションが2~3台で運用していることから同様の数を設置。ステーションでは、「車両1台に対し約30人の会員でのシェアが適してしている」(総括部経営企画グループ森原さん)ため、マンションでも同様の会員数を募ることを目標にしている。
現在は約500人の会員が利用するマツダレンタカーは、広島県内9カ所にカーシェアリングのステーション「カーシェア24」を設置。全国でも6都市に展開しており、東京では100カ所を超えるステーションを開設するなどして会員数は全国で2,000人を超える。
サービスの運用開始はマンションが完成する2011年6月を予定。