「おとぎの国」をコンセプトに広島市中心部27カ所を照らす光の祭典「ひろしまドリミネーション2009」が11月6日に始まり、広島クリスタルプラザ前の緑地帯で行われた開会セレモニーでは、平城遷都1300年祭のPRで広島を訪れたせんとくんも登場して会場を沸かせた。
今回のイベントで初めて広島を訪れた平城遷都1300年祭「宣伝部長」せんとくんは、セレモニー終了後に「ピース城の舞踏会」の前に登場。昨年の8月のデビュー以降、応援団から提供してもらったという楽曲に合わせて約2分間のダンスを披露した。
会場には、せんとくん登場の呼びかけに応えた女子高生や親子連れなどが集まり、ダンス後には写真撮影も行われた。ドリミネーションのセレモニーを見に来た筧裕美さん、義大くん(7)親子は「奈良に行っても出会えなかったせんとくんに会えるなんて」とうれしそうな表情を見せ、携帯電話のカメラでせんとくんを写真に収めていた。
せんとくんは明日から広島市郊外のSCダイヤモンドシティソレイユ(安芸郡)で3日間ブースを設け、平城遷都1300年祭のPRを行う。期間中、大型映像機器で映像「四季の奈良」を上映するなど奈良の観光について情報発信を行う。ドリミネーションで披露したダンスは日に5回会場で行うという。
ドリミネーションは、広島市内ひろしまライトアップ事業実行委員会が主催する平和大通りや商店街、商業施設など市内中心部一帯でイルミネーション・ライトアップする取り組み。2002年から毎年開催しており、市民や観光客が広島の夜の街を散策して楽しめる観光スポットを創出している。
開催時間は17時30分~23時。2010年1月3日まで。