広島の献血ルームでネイルサービス-献血者が減る冬場対策の一環で

献血ルームの一角に設けられたネイルのサービススペース

献血ルームの一角に設けられたネイルのサービススペース

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 広島・本通りそばの献血ルーム「もみじ」(広島市中区本通、TEL 082-248-6034)が、血液が不足する冬場対策の一環として、献血者にハンドケアやネイルカラーのサービスを実施している。

卒業作品の展示は20日まで

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 ハンドケアやネイルのサービスを行うのは卒業を控えた広島美容専門学校の学生ら8人。午前と午後に各4人が、献血に訪れた希望者にネイルなどのサービスを行う。利用者の多くは女性だが、「男性もいる」と同校教諭の木藤望美さん。男性には20~30分のハンドマッサージを施す。

 ネイルカラーに掛かる時間は約30分。甘皮のケアやフレンチネイルを行い、ネイルカラーは薄いピンクやベージュなど落ち着いた色をメーンにそろえている。手先をピンクと白の明るく春らしい色でネイルした吉岡順子さんは「昨年は順番待ちでできなかった」と満足そうに指先を見てほほ笑んだ。

 ネイルサービスは1日約30人が利用し、「予約やキャンセル待ちも出ている」と同ルーム所長の上森清志さん。平日=120~130人、土曜・日曜には約2倍の240人が献血に訪れる同ルームは、平日にもかかわらず多くの人が訪れていた。風邪や花粉症で献血者が減る冬場に、若い人にも献血を呼びかけようと始めた同サービス。「若い人にもリピーターとして来てほしい」(同)と継続を呼びかけている。

 同ルームでは、同校生が卒業制作で制作したネイルチップ33点も展示している。2月20日まで。

 同ルームの開設時間は10時~18時30分。ハンドケアやネイルカラーのサービスは2月18日まで。

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