広島の老舗コーヒー店が7店舗目-「歴史」テーマに「龍馬ブレンド」も

歴史がテーマのコーヒー店「コーヒーストーリー・ニシナ屋」。店主の福永さんがすきだというバリで購入した木かごにコーヒーを入れる。

歴史がテーマのコーヒー店「コーヒーストーリー・ニシナ屋」。店主の福永さんがすきだというバリで購入した木かごにコーヒーを入れる。

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 昭和8年に創業した広島の老舗コーヒーショップ「ニシナ屋珈琲」(広島市東区牛田早稲田1)は11月11日、中の棚にグループ7店舗目となるコーヒーショップ「コーヒーストーリー・ニシナ屋」(中区立町、TEL 082-246-8763)をオープンした。

ドラマ化も決まった坂本龍馬の「龍馬ブレンド」

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 厳選した高級なコーヒーを取り扱う同社は、店舗ごとにコンセプトが異なるショップを展開。店ごとにオーナーの考え方や好みが色濃く反映されている。同店では、高校で歴史を教えていた店主の福永高(こう)さんの職歴を生かし、歴史をコンセプトにした店作りを行う。低価格のコーヒーをそろえ、従来の店舗に比べて価格帯の幅も広げた。店舗面積は約9坪。

 同店では、販売店が少なく、インドネシアのバリ島・スマトラ島でしか生産されていない最高級コーヒー「コピ・ルク」(100グラム7,350円)などのスペシャリティーコーヒー30種類を扱う。中には、坂本龍馬をイメージして作った「龍馬ブレンド」(同500円)や高杉晋作をイメージした「晋作ブレンド」(同500円)、「勝海舟ブレンド」(同600円)、「ブレンド新選組」(同600円)など、「歴史」を思わせるユニークなネーミングのオリジナルブレンドコーヒーも。

 福永さんによると、最も人気が高いのは再来年の大河ドラマ化が決まり、福山雅治さんが演じることで話題を呼ぶ「龍馬ブレンド」。ドラマ化が決まる前から既に決まっていたという「龍馬ブレンド」に福永さんと同社専務の新谷隆一さんは「話題が集まるのでは」と期待を寄せている。

 同店では、購入したコーヒー豆を目の前で焙煎(ばいせん)するサービスも行う。焙煎の度合いは、ライトロースト、シナモンロースト、ミディアムロースト、イタリアンローストなど8種類から選ぶことができる。

 オープン日に駆け付けた新谷さんは「初日の売り上げはニシナグループ始まって以来じゃないかと思うほど忙しかった」と初日のあわただしさを振り返り、福永さんは「中の棚は都心にあって静かな空間。それぞれの時間を楽しめる店にできれば」と話す。利用客層は幅広く、品ぞろえの専門性を生かし客単価は2,000円を見込む。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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