
太平洋戦争で数々の激戦を生き抜いた駆逐艦「雪風」を題材にした映画「雪風 YUKIKAZE」の舞台あいさつ付き先行上映会が7月31日、映画館「広島バルト11」(府中町、イオンモール広島府中)で開かれた。
上映前には、「雪風」艦長の寺澤一利を演じる竹野内豊さんと水雷員・井上壮太役の奥平大兼さんが登壇し、作品への思いを語った。竹野内さんは「脚本を読んだ感想としては、とにかくあの当時を生きた人々の精神性の高さに心を打たれた」とコメント。「多くの方に今こそご覧いただきたい作品」と話した。初めて戦争映画に出演したという奥平さんは「知っておくべきことがたくさんある映画だと再認識した」と振り返り、10代・20代の次の時代を担う若い世代に向けて、戦争や史実をもとに描いた本作を継承していってもらえたらと呼びかけた。
「雪風」は、僚艦が次々と沈む中でもほぼ無傷で終戦を迎えた実在の駆逐艦。映画は真珠湾攻撃からミッドウェー海戦、レイテ沖海戦まで、乗員たちが仲間を救いながら戦い抜いた史実を基に描かれている。竹野内さんのほか、玉木宏さん、當真あみさん、田中麗奈さん、中井貴一さんらが出演する。
全国公開は8月15日。広島市内では、「MOVIX広島駅」(広島市南区松原町)、「イオンシネマ広島」(段原南1)、「イオンシネマ広島西風新都」(佐伯区石内東4)、「TOHOシネマズ緑井」(安佐南区緑井1)、「109シネマズ広島」(西区草津南4)でも上映する。