ニューヨークを中心に活動するライブリズムパフォーマンスグループ「鼓舞」が日本初のツアーを行い、10月6日に広島市青少年センター(広島市中区基町)で公演を行う。広島公演は、中の棚通りに面したイタリアンレストラン「ブルーグロッソ」(立町4、TEL 082-504-4333)が同日にオープン10周年を迎えるためにイベントとして企画された。
鼓舞は、ニューヨークやオフブロードウェーミュージカルでおなじみの「STOMP」(ストンプ)で活躍する唯一の日本人パフォーマー、宮本やこさんが率いるグループ。「和」と「洋」の鼓動を、日本の伝統的な和太鼓や三味線などの楽器と自分の体を楽器のように使い、リズムを感じて楽しむアメリカのタップダンス「ファンクタップ」に置き換えて融合させている。
宮本さんを中心とするメンバー8人は、元・空手の世界チャンピオンや着ぐるみに入っていた人など経歴はさまざま。独創的で切れのある動きと和洋折衷のビートが特徴的なパフォーマンスには「女性ファンが多い」と、グループと親交のある同店オーナーの奥原悠一さん。広島での知名度は低いが、昨年行った浅草と福岡でのプレビュー公演を見た人の口コミによりチケットが完売する公演も出ている。「異国の地で日本人の誇りを持って活動している日本人を多くの人に見てもらいたい」とも。
開催時間は19時~20時30分。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。問い合わせは、同店姉妹店のブルディルマーレ(TEL 082-222-0009)まで。