新広島駅ビル「minamoa（ミナモア）」の開業に合わせて来春、ビル内に飲食の提供や物販、イベントなどを行うインキュベーション施設が出店する。

　運営するのはデザインと共創、クロスメディアを使って、瀬戸内の魅力発信と課題解決に取り組む新会社「DoTS（ドッツ）」（広島市中区白島北町）。広島ホームテレビ（同）、ミナサカ（佐伯区皆賀）、広島ベンチャーキャピタル（中区銀山町）の3社が共同出資し、6月に設立した。

　出店場所は西棟3階。店舗面積は約300平方メートル。飲食の提供や物販、イベントなどを行い、店舗のレイアウトは用途に応じて変更する。飲食は、イートイン、テイクアウトに対応。カフェ、レストランとしても営業する。メニューは、ミシュランシェフ監修の地元食材を使った料理や中国地方、瀬戸内エリアの酒など。物販でも中国地方、瀬戸内エリアの特産品を扱う。店舗にはクリエーターやコミュニティーマネジャー、メディア関係者が常駐し、自治体や企業に対して支援を行うほか、ワークショップやセミナーも企画する。

　このほか、駅ビルを運営する中国SC開発と連携し共有部分の活用で駅ビル全体を盛り上げていくという。