ソーシャル・ネットワーキング サービス「mixi」内の「空を見る人」というコミュニティーで、広島に原爆が投下された8月6日8時15分に空や雲の写真を撮ってアップする「2008 広島の日に『せーの!』で撮りませんか?」というイベントが立ち上がっている。
同イベントは、自分が今いる場所で、広島に原爆が投下された同日同時刻に空に向けて一斉にシャッターを切り、写真をコミュニティーにアップするもの。使用するカメラは自由で、場所や方角は指定せず、海外在住者は日本時間と現地時間のどちらで参加してもいい。初回から反響は大きく、昨年は721人が参加した。4回目となる今回は、すでに648人(7月30日現在)が参加している。コメントには批判的なものも含まれたが、8月6日や平和について考えたものが多かった。
初回に参加した主婦は「小学生の娘に『どうしてお空の写真を撮るの?』と聞かれ、初めて自分の口から原爆の事を説明することができた」とコメントし、コミュニティーには、母娘で撮られた写真がアップされた。
同イベントは、別のコミュ二ティーで行った、七夕の日(7月7日)7時7分に写真を撮ろうと企画したイベントが発端。主催者は、同日同時刻に写真を撮るという目的だけで、「会ったことのない、どこに住んでいるかも知らない人たちと同じ空の下で、その時を待つことにすごくワクワクした」と話す。
8月9日11時2分には、関連イベントとして「2008 長崎の日に『せーの!』で撮りませんか?」も行われる。