広島駅南口、猿猴川(えんこうがわ)のほとりにある「水上遊覧タクシー」(広島市南区京橋町)が4月1日で2年目を迎えた。
船長の三原征軍さん(TEL 090-6844-4870)は、戦後は貸しボート屋を営んでいたベテラン。貸しボートの需要が減少していく中、何らかの形で船に携わってきた。
ボート乗り場の猿猴川は堀が浅いため、運行日や運行時間は川の水量で決まる。毎日「潮見表」を見て運航を決めるという。
利用客はファミリーや町内会の集まり、広島に帰省した人が多いが、夏になると瀬戸内海の無人島へキャンプに行く若い人も。同タクシーは桜の咲き始めころから紅葉のシーズンまで運営する。夏には宇品へ花火遊覧も可能。遊覧ルートや運航スピードもリクエストに応えるという。定員は5人までで、少人数からの運航も可能。
三原さんは「船に乗ってみれば川も広く感じるし、街並みも違って見える。多くの人が乗ってよかったと言ってくれるのがうれしい」と昨年を振り返った。
営業時間や運航日は特に決まっていないため、事前に問い合わせが必要。料金は、遊覧20分=1,000円、原爆ドーム・平和公園(1人)=1,500円、宮島(5人)=15,000円。
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