旧・広島全日空ホテルは12月3日より、「ANAクラウンプラザホテル広島」(広島市中区中町、TEL 082-241-1111)として営業を開始した。
「ANAクラウンプラザホテル」業態は、ANAホテルとクラウンプラザの共同ブランドホテルで、「IHG・ANA ホテルズグループジャパン」(本社=東京都港区赤坂)が運営を手がける。同業態は11月12日から6都市でオープンが続き、広島は、北海道・千歳、富山・富山、石川・金沢に続く4拠点目で、その後も沖縄・那覇、千葉・成田のオープンを控える。
サービス内容では、婚礼、会議など総合窓口を一本化するために「ディレクター」を設置、利用客の問い合わせに対し2時間以内に返答すること」を掲げている。朝食ビュッフェは、健康志向を取り入れ88品に増やしたほか、ルームサービスは24時間対応に変更した。
ビジネスシーンの利用では、「ミーティングプラン」(1人あたり、半日=5,000円、1日=1万円)のパッケージ販売を始めた。アタッシュケースに入った主催者用のツールキットやウエルカムコーヒーのサービス、「会議でリラックスできるように」とアロマをオプションで導入できるなどグッズや環境を整えた。
広島では、「6都市の中かでも国際会議や海外からの出張のお客様を多く迎える」という地域性を考慮し、プラザホテルの「グローバルスタンダード」を最大限に取り入れたという。また、イベント関連企画や企業のミーティング需要に注力する戦略に基づき、MICE(Meeting=会議・研修・セミナー、Incentive=招待・優待・視察、Convention=大会・学会・国際会議、Exhibition=展示会)市場への対応を強化する。
全日本空輸は2006年10月に英国インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)とホテル事業で提携することを発表。IHGが運営するブランドの1つである「クラウンプラザホテル&リゾーツ」は、現在、世界50カ国、293ホテル(98ホテルが開業準備中)展開している。
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