西日本を中心に大型ショッピングセンター「ゆめタウン」を展開するイズミ(広島市東区二葉の里3)は1月21日、広島市西区で2017年春の開業を目指す「広島西部SCプロジェクト(仮称)」の新築工事に着工した。
建設予定地は、「89’海と島の博覧会・ひろしま」(通称「海島博」)メーン会場跡地の西区扇(おうぎ)。商業集積が進む西部沿岸エリアと市内中心部と結ぶ広島南道路「商工センター」出入り口そばに位置し、交通の利便性と高い市場性に期待を寄せる。
敷地面積は約1万6500坪、延べ床面積は約3万8900坪、店舗面積は約1万1800坪。約247億円を投じ、地下1階、地上5階建ての鉄骨造を建設する。
キーテナントはイズミの食品スーパーマーケット、TSUTAYA事業をはじめとするエンターテインメント事業を手掛ける「CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)」(大阪市北区)が東京・代官山と神奈川・湘南で営業する複合商業施設「T-SITE(ティーサイト)」、住空間の提案を行うホームセンター「カインズ」の3社。従来の商業施設にはない新たな暮らしの提案を目指し、「知・食・住」をコンセプトの柱に掲げる。専門店は約130店が入り、回遊性の高い商業空間の実現を目指す。
開業は2017年春予定。駐車場は約3200台、駐輪場は約450台を備える。