広島の大和ミュージアム隣「大和波止場」(呉市)で11月21日、呉海自カレーグランプリが開催される。
呉海自カレーは、呉基地に所属する海上自衛隊の艦艇内で食べられているカレーを呉市内の飲食店で再現し、今年4月から提供を始めたご当地グルメ。
艦艇ではそれぞれの艦ごとに独自のカレーレシピを持っており、艦艇の数だけレシピが存在する。飲食店は提供されたレシピをもとに指導を受けながら味を再現。審査を経て、各艦艦長から認定を受けるという。
カレーの提供に合わせて飲食店ではシールラリーを実施。集めたシールの数に応じて海上自衛隊のグッズを進呈する。全店を回った参加者にプレゼントするのは、実際に海上自衛隊で使用されているという鉄板の食事用プレート「テッパン」。10月末までに190人が手に入れている。
今回のイベントでは全21店舗のカレーを一堂に集め、事前に参加申し込みをした1000人が食べ比べ、投票によりグランプリを決める。「事前申し込みの時点で定員1000人を上回る反響があった」と呉市役所産業部観光振興課の河部さん。
当日はグランプリに出店していた6店舗が一般来場者にカレーを提供する「呉海自カレー&呉グルメフェスタ」を同時開催する。地ビール「海軍さんの麦酒」、かんきつ加工品などを販売する「とびしま柑橘倶楽部」、毎週金曜に海上自衛隊ではカレーを食べる習慣があることから市民活動を行う団体「花金カレー部」によるカレー関連食品、海上自衛隊のグッズ販売を行う。
開催時間は、カレーグランプリ=9時~11時、グルメフェスタ=10時~15時。