今年8月に被爆70年を迎える広島の市街地を6月13日から、「被爆電車」が走る。
被爆者の平均年齢が79歳を超える中、被爆の惨禍と復興を遂げた広島の街を知ってもらい、戦争と平和の体験を次世代に引き継ごうと中国放送(広島市中区基町)が主催する。
広島電鉄(東千田町2)も参画し、1945(昭和20)年当時の塗装を再現した被爆電車653号の運行を決めた。車内には大型モニターを設置し、被爆者の証言や復興エピソードの記録映像を上映する。
運行は1日2便。ルートは広島駅発着、八丁堀から原爆ドーム前を経由して西広島駅で折り返す。乗車料金は18歳以上=500円、高校生~小学4年生=200円。定員は30人。乗車申し込みは、はがきかメールで先着順に受け付ける。
運行日は土曜・日曜・祝日。8月30日まで。