リーガロイヤルホテル広島（広島市中区基町）が2月11日、同ホテルの前身となる広島グランドホテルで提供していたビーフカレーの販売を始めた。

広島初のホテルとして開業した「新広島ホテル」

　同メニューは、広島グランドホテルのコーヒーハウス「アルカサール」で提供していたレシピを再現したもの。当時、若手料理人として厨房（ちゅうぼう）で腕を振るっていた同ホテルの料理人が保存していたレシピを基に、「復刻カレー」（2,200円～）として販売する。

　今年3月に開業60周年を迎える記念商品・イベントの一環。宿泊やレストラン、ウエディングなど、ホテル全体で周年を祝う。ホテルは広島平和記念資料館が完成した1955（昭和30）年、市の財界有志による寄付金で建設した「新広島ホテル」が発祥。

　ホテルの事業所として1962年、現在のアーバンビューグランドタワー（上八丁堀）に「広島グランドホテル」を開業し、1973年の新館増築に合わせて新広島ホテルを閉館。アジア大会が行われた1994年にはロイヤルホテルの関連会社として、「リーガロイヤルホテル広島」を開業。広島グランドホテルは同年に閉館した。

　販売期間は3月29日まで。