広島・地下街シャレオ中央広場（広島市中区基町）で2月2日、劇団四季ミュージカル「美女と野獣」出演候補俳優でビースト役の佐野正幸さんによるトークショーが開催された。

施設内のショーウインドーで小道具展も始まった

　4月から上野学園ホール（白島北町）で上演が決まった本作とシャレオのバレンタインコラボ企画。7年ぶりの広島公演が決まった「美女と野獣」は国内9都市で上演され、総公演回数5000回以上、累計観客動員数468万人を超える記録を持つ人気作品。

　女性を中心に約250人が集まったトークショーでは、佐野さんが本作のみどころを説明。「目を見張る舞台装置とイリュージョン。アニメの色使いを再現した衣装はアニメをしのぐほど」と佐野さん。20キロ以上あると言われる野獣の衣装を着用し、動きに制約がある中で演技することや開演1時間前からメークを行うことも明かした。

　18年前から演じるビーストについては、第1幕から第2幕では表情が変わるだけでなく、次第にオシャレになって行くビーストの変化についても触れた。「やっと力まず自然体でビーストという役に向き合えるようになった。18年かけて積み上げてきたものを今度の広島公演にぶつけて全力でやっていきたい」と笑顔を見せた。終了後は先着50人にバラの花とミュージカルグッズを進呈した。

　同日、施設内2カ所のショーウインドーで小道具展も始まった。今月23日まで。