
マツダが11月18日から、広島県立美術館(広島市中区上幟町、TEL 082-221-6246)で「MAZDA DESIGN クルマはアート」を開催している。
マツダデザインのアートな世界を紹介する同展は、榮久庵憲司さんの作品展「榮久庵憲司の世界展」の特別協賛として1階ロビーを会場に開く。同社が2010年から展開しているデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」や、「デザインの歴史の中で培ってきた高い造形力によって成し遂げた」(同社)モデルやオブジェを紹介する。
会場は、「魂動デザインの世界観」「クルマはアート」「魂を吹き込むマツダの匠」「骨格・フォーム・ディティールの昇華」の4部で構成。デザインテーマ「KODO」を表現した彫刻物のオブジェや造形に取り組む姿や使用する道具などをまとめた映像、デザイナーによって描かれる数百枚のスケッチの中から選んだロードスターのスケッチ1枚などが会場に並ぶ。
このほか、実車と同じサイズのロードスターは、工業デザイン用の粘土で仕上げたフルサイズクレイモデルや最終形状を細部まで確認するために作った4代目ロードスターのデザインハードモデルも展示する。クレイモデラーが手で触れた感触を確かめながら立体に仕上げたクレイモデルやボディーを含めたほとんどの部品は樹脂を削り出して造ったデザインハードモデルも普段目にすることが少ない展示物という。
営業時間は9時~17時(金曜19時まで)。観覧無料。12月23日まで。