酒蔵が並ぶ酒どころ広島・西条で10月11日・12日、「酒まつり」が開催された。
毎年10月上旬にJR山陽本線西条駅周辺で開く酒の祭典。1985年ころ始まった「みんなの祭り」を前身とし、1990年から酒をシンボルにした「酒まつり」に発展した。今年は台風の影響も心配されたが、予定通りイベントを行い、2日間で25万人が来場した。
酒造会社8社が軒を連ねる駅南側の酒蔵通りでは、白牡丹酒造、亀齢酒造、西條鶴醸造、山陽鶴酒造、賀茂鶴酒造、金光酒造、福美人酒造、賀茂泉酒造の各蔵元が蔵を開放。日本酒の試飲や音楽イベント、フード販売などを行い、来場者をもてなした。日本酒を使った郷土料理「美酒鍋」や塩麹を使ったラーメン、ジェラートなどのスイーツ、マカロンなども用意。日本酒ベースのオリジナルカクテルは女性客を中心に注文が続いた。
メーン会場の西条中央公園には、全国から取り寄せた地酒約900銘柄の試飲コーナーや居酒屋が並んだ。ステージではダンスや観光PRが行われ、イベントを盛り上げた。