広島プロバスケットボール(広島市中区小町)は10月3日、「bjチャレンジリーグ」への参戦を表明する記者会見を開いた。
報道関係者向けに開いた会見にはbjリーグのシーズン開幕を明日に控える中、日本プロバスケットボールリーグのコミッショナー河内敏光さんや中野秀光社長、阿部達也専務取締役、東英樹取締役も出席。2005年の開幕から節目となる10年目のシーズンを前に全員がそろった会見は今回が初という。
チーム名は「広島サン・スターズ」。安芸郡坂町の「サンスターホール」をホームコートに活動する。選手は「bjリーグアカデミー」出身の冨岡大地さん、前村哲也さんら5人。2013年から県内を会場に始めたアカデミーは当初、4人だったが現在では102人が参加するまでに成長した。
このほか、チームでは新たに日本人選手3人と外国人選手の獲得も予定。「一歩ずつ時間をかけてチームを作っていきたい」とヘッドコーチのジョー・ナバーロさん。キャプテンの武井修志さんは「広島の土地やチームを通じておもしろいことがしたい」と意欲をみせた。
チャレンジリーグには初年度、広島と兵庫の2チームが参加。プレイオフを予定する9月までに4チームに増やし、瀬戸内エリアを中心としたリーグを作り上げるという。2012年から準備を進めてきた広島プロバスケットボールの中島健太社長は、「地域に根付いたチームを作り、広島からNBA選手を輩出したい」とコメント。チームを支える一口1万円の個人オーナーを3000人募集するプロジェクトも同日、立ち上げた。
ファーストラウンドは1月に開幕を予定する。