県内で生産した農産物を生産者が対面で販売する産直市「ひろしまみなとマルシェ」が11月17日、広島港と愛媛・松山観光港で同時開催される。
広島港東ターミナルと西ターミナル間の広場や通路、桟橋に大型パラソルを並べて開くマルシェは昨年7月に初開催。当初は月1回のペースで始まったが、現在では毎月第1・3日曜の2回開催に加え、セントラルシティの広島信用金庫西風新都支店でも出張産直市「こころマルシェ」として定期的に開かれている。
「多い時には2000人余りの方に来場いただいた」と同マルシェ事務局の諏訪さん。これまでもさまざまな団体やエリアとコラボしてきたが、瀬戸内海を1時間の高速船で結ぶ愛媛県とのコラボは今回が初。広島と松山の商工会議所が、瀬戸内海を広域に周遊、滞在する新たな旅のスタイルの創出とニューツーリズムの定着を促進させようと取り組む広域周遊ルート開発の一環として開く。
会場では、当日フェリーで運んだ愛媛県内子町の野菜やかんきつ類、じゃこ天などを販売するほか、松山出身の和太鼓奏者ユニットによる演奏も披露。30~40店が出店を予定しており、アフターマルシェとして産直市終了後には、クルーズ船「広島ベイクルーズ銀河」によるクルーズも企画する。
開催時間は9時~15時。雨天決行。