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広島・宮島に「砂」の新名物-産学観の連携で開発、PRイベントも

元旦に合わせて発売を始めた「守り砂」

元旦に合わせて発売を始めた「守り砂」

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 宮島の新名物として今年1月から販売を始めた「守り砂」のPRイベントが5月1日、広島・宮島で開催された。

今回で3回目という大聖院で祈とうの様子

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 「守り砂」は、旅の安全を願って宮島の砂を持ち帰った旅人が、無事に旅を終えると自分が暮らす土地の砂を混ぜて宮島に返納したという言い伝えをヒントに生まれた商品。観光客など来島者が増えるゴールデンウイークに合わせて、広島工業大学の学生がイベントを初企画した。

 宮島へのリピーター増加による活性化を目的に、「願いがかなったら、再び宮島を訪ねてほしい」とソアラサービス(広島市中区広瀬北町)が発案し商品化が実現。広島発のクラウドファンディングサービス「Missionbox」で呼び掛け集まった寄付金を資金に、広島工業大学と大聖院の産学観で連携して共同開発した。

 コンセプトは「20代の女性が思わず手に取りたくなる商品」。大聖院で祈とうを受けた砂を対馬デザイン事務所が手掛けたパッケージに包み、コンパクトな持ち歩き用と部屋の恵方に置く2タイプ4種類をそろえた。販売価格は525円~。大聖院や宮島グランドホテル有もとなど、島内5カ所で取り扱う。

 現在では月に200個程度を売り上げており、価格が手頃な持ち歩きタイプが好評という。

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