老朽化で引退したドイツのドムトルン電車を改造したレストラン「トランヴェール・エクスプレス」「ビストロ・トランヴェール」(広島市中区東千田町2、TEL 082-544-2383)が3月30日、営業を終える。
レストランは広島電鉄が電車開業100周年を迎えた昨年、記念事業の一環として同社に隣接するスーパーマーケット「マダムジョイ千田店」の敷地内にオープン。遠方から足を運ぶ電車ファンも多く、ディナータイムは予約を中心に客足を伸ばしたが、今月末に記念事業が終了することから同店も営業を終えることになった。
「閉店を知ったお客さまからの予約が相次いでいる」と同店を運営する広電ストア(東千田2)の水落さん。「一定の役割を果たし終えたのでは」とも。モニュメントとしても話題を集める「トランヴェール・エクスプレス」はスマートフォンのカメラなどで記念撮影する人の姿も多く、同所に残すことも検討する。最終営業日はイベントなどを行わず、通常通りに営業する予定。
営業時間は、ランチ=11時~15時(トランヴェール・エクスプレスのみ)、ディナー17時~21時。