ボジョレー・ヌーボーの解禁に合わせて11月15日、広島のビアカフェ「RAKU BEER(ラクビア)」(広島市中区三川町、TEL 082-247-6768)でワインのようなビール「麦のワイン」の提供が始まった。
長期熟成するビールは、神奈川県厚木市の地ビール会社「サンクトガーレン」が製造。大麦を使ったバーレイワイン「el Diablo 2012」(エル ディアブロ2012)と小麦を使ったウィートワイン「Un angel 2012」(ウン アンヘル2012)の2種類をそろえる。
麦のワインは 19 世紀のイギリスを発祥とするビールの 1 種。寒冷でブドウの栽培が出来なかったイギリスで、フランスのワイン人気に嫉妬して造ったと言われている。「ワイン」と名が付くビールのアルコール度数はそれぞれ約10%と通常のビールに比べて2倍ほど高い。
原材料には、ビールと同じ麦芽、ホップ、水、ビール酵母を使うが、膨大な量を使用することで極限までアルコールを高める。同社では2.5 倍以上の麦芽を使用。完成まで、従来の6倍以上の熟成期間を必要とするため、コストもかかり、国内で製造するメーカーは少ないという。
全国での流通本数は各6000本。広島県内では同店のみでの提供となる。今月15日0時には、系列店のビールバー「GOLDEN GARDEN(ゴールデンガーデン)」(新天地2)でカウントダウンイベントを開催。約20人が参加した。
販売価格は1杯1,200円。なくなり次第終了。